Lumafield プラットフォームは、必要なだけスキャンできるよう設計されています。そのため、ストレージとプロジェクト管理に関するいくつかの重要な概念を導入しています。これらを理解・活用することで、必要なストレージ容量を把握し、必要に応じてクラウドのプロジェクト管理方針を調整できます。

ストレージ制限

組織には購入数に基づく「Active Project Limit」と「Inactive Project Limit」があります。これらはクラウドシステム向けに定義されており、必要に応じて拡張可能です。 Active Project は、完全な CT スキャンと再構成を持ち、新規解析やデータ作成が可能な 3D プロジェクトです。スキャン完了時に生成され、レシピや各種ツールで新しいデータを作成できます。 Inactive Project は、完全な CT スキャンと再構成を持つ 3D プロジェクトで、ストレージ保管状態です。再アクティベート後に新規解析やデータ作成が可能 になります。再アクティベートは 24 時間以内に完了します。 Archived Project は、新規解析やデータ作成ができない 3D プロジェクトです。結果の解析、データオブジェクト、メッシュ、ブックマークなどがすべて含まれ、記録として参照可能です。 Active Project は Pinned にして恒久的にアクティブ化できます。Pinned の総数は Active Project Limit を超えられません。 要点:
  • Active Project Limit が存在
  • Active は編集者が読み書き可能
  • Inactive は再アクティベートで再び編集可能
  • Archived は参照専用
  • Pinned はアーカイブ対象外のアクティブ
単一ラジオグラフやメッシュのみのプロジェクト等、非 3D プロジェクトは Active Project Limit にカウントされません。

アーカイブ方法

Active Project のアーカイブは、ダッシュボード右クリックでの手動、もしくは自動アーカイブ機能の有効化後にシステムが「最終アクセスの古いものから」自動で実行の 2 通りです。 自動アーカイブはマネージャーが有効/無効を切替できます。有効化時は確認画面が表示されます。無効の場合、プロジェクトは自動ではアーカイブされません。 Lumafield は無制限の Archived プロジェクトを提供しています。Active/Inactive を多数保持したい場合は、自動アーカイブの有効化または追加ストレージの購入を検討してください。

まとめ

Voyager を用いれば、ニーズに合わせてプロジェクトを整理・管理できます。スキャン直後は Active として生成され、Pinned によりアクティブ維持、または Archived として記録化できます。組織のマネージャーは自動アーカイブを制御でき、組織全体のストレージ状況も簡単に把握できます。