概要

最終更新: 2024 年 3 月 オーサリングツールバーの Mesh ツールは、再構成や ROI などのボリュームデータからメッシュを抽出します。部品の境界を正確に定義し、次のような用途に役立ちます:
  1. Voyager 内での精密寸法
  2. 部品インスタンスの比較
    1. 理想形状との比較
    2. CAD ファイルとの比較
  3. 外部ツールへのエクスポート

ワークフローパラメータ

メッシュワークフローには複数のパラメータがあります。 Meshes パラメータ一覧
  1. Volume Selection
  2. Use ISO-50 threshold
  3. Isolate largest body and remove residual material
  4. Mesh Threshold
  5. Smoothing Factor
  6. Generate from Full Data
  7. Decimate Mesh
  8. Create Mesh

Volume selection

メッシュ生成対象のボリュームを選択します。

Use ISO-50 threshold

ISO-50 は低減衰・単一材料部品に適した自動しきい値決定法です。部品と空気の境界を正確に抽出し、寸法などで即時に利用できるメッシュを得られます。

Isolate largest body and remove residual material

しきい値以上のボクセルを 1 つのメッシュとして扱うため、位相や連結性は考慮されません。本オプションは、結果メッシュから最大本体以外を自動除去します。不要な残差やポロシティを取り除くのに有用です。

Mesh Threshold

メッシュ生成で最も重要な単一パラメータです。しきい値がメッシュの表面を定義します。 低減衰・単一材料でない場合、現時点では自動しきい値で高精度表面を得る手段はありません。プレビューを見ながらしきい値を調整し、必要なら複数メッシュを生成して最適値を見つけます。

双方向メッシュしきい値 (Bi-Directional)

多材料メッシュ抽出向けに、ヒストグラムのピーク毎に材料を分離する手順を紹介します。
しきい値精度に関する注意: 既知寸法部品を用いた較正により、正確なしきい値を確立できます。

Smoothing Factor

スムージングの詳細は メッシュスムージング を参照。ノイズ低減や形状単純化に有用です。

Generate from Full Data

既定ではブラウザ表示用の縮小解像度からメッシュを生成します。最大精度が必要な場合は有効化し、クラウド保存のフル解像度から生成します。実行時間は 10〜20 倍程度に増加しますが、表面詳細が大幅に向上します。

Decimate Mesh

最終段でメッシュは減面化されます。用途に合わせて出力解像度を選択してください。
  • 0.5mb - 10,000 Polygons
  • 1.0gb - 20,000,000 Polygons
高解像度は表示ハード要件に依存するため、必要に応じてダウンロードのみとなる場合があります。

Create Mesh

パラメータ設定完了後、メッシュ生成をリクエストします。通常 1〜5 分、フルデータ生成時は最大 1 時間かかる場合があります。