概要

インクルージョンは、材料・部品・構造に埋め込まれた異物や不完全性です。機械特性、構造健全性、性能に影響します。固体 (酸化物・硫化物等)、気体 (空隙・ポア)、液体などがあります。

Inclusions

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セットアップ

  1. 解析対象のボリューム (再構成または ROI) を選択し、上部ツールバーの “Inclusions” をクリック。逆順でも可。
  2. ボリュームにしきい値を設定。2D スライスでインクルージョンが見えることを確認します。調整中、ピンク色で維持される領域が検出されやすい傾向です。
  3. 検出する最大サイズを設定。この値より小さいインクルージョンが解析対象となります。
  4. “Submit” をクリックして解析を実行。完了通知後に閲覧できます。バックグラウンド実行のため、プロジェクトを閉じて後で戻っても構いません。
Inclusion1

結果の分析

解析完了後、左のデータパネルで実行対象のボリューム配下に結果が表示されます。クロップや外観/不透明度、スライス軸などは他環境と同様に動作します。
  1. データパネルで Inclusion Analysis オブジェクトを選択 (またはビューポート右上のドロップダウンから選択)
  2. 検出インクルージョンがハイライト表示。個別選択で詳細テーブル、未選択時は全体メトリクスが表示されます。
  3. 3 種のデータ表示: Inclusions (mm^3), Sphericity, Distance to Surface (mm)
  4. Limit to Range で Data Map の選択範囲にメトリクスを制限
  5. Download で CSV をダウンロード可能
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