Voyager は、体積データやメッシュの断面に寸法を配置できます。体積データ上の寸法は、材料境界の主観的判断が必要になることがあります。 ISO-50 は単一材料スキャン向けの自動しきい値決定法で、寸法的に正確な境界を生成します。メッシュスナップは、断面メッシュに寸法を置く際のヒューマンエラーを低減します。

ISO-50 と部品選定

Tip: ISO-50 は低減衰単一材料部品に有効です (例: 単一樹脂の射出成形品、単一材料の 3D プリント、ガラス繊維など)。 この手法は、ボリューム内の主要な 2 つの減衰値 (理想的には部品材料と空気) を特定し、そのちょうど 50% 中点を見つけることで境界を決めます。そのしきい値でメッシュを生成することで、寸法や比較に適した境界を抽出できます。

ワークフロー

Step 1: 適切なスキャンを選び、寸法対象の ROI を整列して作成

Step 2: ISO-50 で正確な境界メッシュを生成

作成した ROI を選択して Mesh をクリック。手動設定の代わりに ISO-50 トグルをオンにします。ノイズがある場合は小さなスムージングを使用します。過度 (1 以上) のスムージングはコーナーで誤差を生む可能性があります。 ISO-50 トグルの位置:

Step 3: 寸法対象の特徴までメッシュをスライスし、インスペクションプレーンを作成

Step 4: メッシュスナップで正確に寸法を配置

ライン/円/角度ツールを選択。黄色のスナップ点がメッシュ表面に沿って移動します。Shift でスナップ無効化も可能です。

メモと結論

ISO-50 メッシュは寸法だけでなく比較の精度向上にも有効です。エクスポートが必要なワークフローでも寸法精度の高いメッシュが得られます。